【母子移住編】マレーシアの生活費、相場はいったいどのくらい?

Beach

マレーシアに移住をしてみたい。
実際に毎月どの位の予算があれば、快適に暮らしていけるのか気になる方もいるでしょう。

最近の円安の影響も、気になりますね。

そこで今回は、実体験を元に、マレーシアへ移住したファミリー
(母・子2名)をモデルとして、1ヶ月にかかる生活費を紹介します。

目次

モデルケースの前提

今回のモデルケースは、ペナン島に移住した母子ファミリー
(小学2年生、5年生のお子様とお母さん)を想定しています。
特に、節約も贅沢もしない標準的なケースです。

家賃や、食費、習い事などはファミリー毎に誤差も大きいため
あくまで平均的なケースであることにご注意ください。

また、ご紹介するそれぞれの費用は、マレーシアの通貨であるリンギットと円を併記し
1リンギット=33.5円(2024年6月現在)として算定しました。

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では、さっそく行ってみましょう。

母子移住(子ども2名小学生)の1ヶ月の生活費

まずは、1ヶ月の生活費を幅を持たせて、表にまとめてみました。

じゃんっ!

この金額以下で暮らせるご家庭、もっと生活費がかかるというご家庭、様々だと思いますが、
一定の目安にはなるでしょう。

上記の表には、インターナショナルスクールの学費は含め待ておりません。
というのも、スクール毎、学年毎に学費の幅が大きいため、希望のインターナショナルスクールの学費を各自でプラスして頂いた方が、より実態に近い数字が出ると考えるからです。

それでは、それぞれの科目について詳しくみていきましょう。

家賃(母と子2名で暮らす想定)

3LDK(100㎡前後)でRM2,800~4,500(93,800~150,750円)
小ぶりな3LDK又は2LDKでRM2,000~3,000(67,000円~100,500円)
位がイメージです。

もちろん、高級コンドミニアムになれば日本円で20万、30万を超える物件もあります。逆に、築20年を超えるようなコンドミニアムであれば、もう少し安めのお部屋も見つかります。

ペナン島で教育移住する日本人ファミリーが住むエリアは、おおよそ決まったエリアになります。というのも、島全体にインターナショナルスクールが散らばっているわけではなく、
主に島の北部にまとまってインターナショナルスクールがあるためです。

そして、島の南部の方は比較的ローカルの方が多く、同じ規模の同じような設備のコンドミニアムであっても南部の方が比較的家賃が抑えられています。対して、島の北部、特にインターナショナルスクールに通いやすいエリア、お買い物に便利なエリアは家賃が高めになっています。

ほとんど全てのコンドミニアムにプールやジムが付いており、子どものプレイグランドや卓球場、バスケットボールコートやテニスコート、ラウンジ等もコンドミニアムによって備わっています。

同じコンドミニアムであっても、シービューのお部屋はそうでないお部屋に比べて家賃が上がり、また高層階になるにつれ同様に家賃は上がることが一般的です。

あまりにも築古のコンドミニアムに住んだ場合、水道のお水が茶色いなど
生活面の影響が出ることもありますので、注意が必要です。

食費

食費に関しては、お子さんが外食でも食べられる子か、苦手かによって誤差が大きく出るところです。

日本では、自炊=節約のようなイメージがありますが、マレーシアでは自炊=節約とはならないケースがあります。

外食費用

キレイ目の、エアコンの効いたレストランで親子3名で食事をした場合、1名あたり30RM~(1,000円~)程度でしょうか。
しかし、和食屋さんだともう少し高めになることが多いです。

また、焼き肉に行くとアルコール無しで、私と娘で250RM程度(8,300円)になることが多いです。


ホーカーと呼ばれる、野外のフードコートの食事をお子様が食べられる場合では、1名あたり10~20RM程(335円~670円)位がイメージですので、3名で30RM~60RM(1,005円~2,010円)位になるでしょう。

ただし、ホーカーで一品頼んだだけでは、確実に野菜不足になります。
毎日通うといったタイプの食事ではないと、個人的には思います。

自炊の費用

自炊の場合、食材をどこで購入するかにより費用は変わります。

ローカルのマーケット(市場)に出向いて、お野菜やフルーツを購入すると、スーパーで購入するよりは多少費用を抑えることができます。

和食中心、お子様が日本の料理以外はあまり口にできない場合、
日系スーパーで食材や調味料を購入することになります。

そうなると、日本の価格の3倍程度はするため、外食するより高く付くということも起こります・・・。

我が家も移住当初は、和食中心に自炊をし、野菜の産地にもある程度こだわっていたため、
娘と私で食材費が2,500RM程度になっていました。

現在は、マーケットのお野菜や果物を取り入れて、費用は抑えることができています。

ここでマレーシアで売られている食品の値段一例を挙げてみます。

お菓子代

日本のお菓子を食べようとすると、
こちらも日本価格のほぼ2.5~3倍程度します。

日系スーパーに子どもと行くと、レジでびっくりすることがあります・・。
ローカルのお菓子で、好物を見つけられると、大分抑えられるでしょう。

水道費

上下水道費は日本に比べとても安いと感じます。
上下水道合わせても、月間20RM~30RM(670円~1000円)程度です。

ただし、水道水は飲んだり、料理に使うのには適していません。
そのため、ミネラルウォーターを購入したり、浄水器を設置しているファミリーも多いです。

そのため、別途100RM~150 RM(3,350円~5,025円ほど)かかるケースが多いでしょう。

ガス・電気代

オール電化のコンドミニアムの場合、エアコンを適度に使用して
月間150~200RM(5,025円~6,700円)の範囲で収まることが
一般的かと思います(子どもは日中学校ですし)

しかし、コンドミニアムによって、またユニットによって
古いエアコンが付いている、冷蔵庫が古い・デカい場合など
電気代が高めになることも。

500RMかかるファミリーもあると聞きます・・!

オール電化ではなく、キッチンがガスの場合、電気代は多少安くなり
代わりにガス代(月間10RM=335円程度)がかかります。
ガス代は日本に比べて激安ですね!!

通信費(インターネット・携帯代)

インターネットの月額料金は100RM~130RMが一般的です。
日本より少し安いですね!

携帯は、プリペイド方式で利用する方が多く、その場合データ容量により
月間15~35RM程になります。

交通費

交通費は、車を運転するケース、運転しないケースに分けて説明します。

車を所有する場合

車を所有するのかしないのか、所有する場合どんな車に乗るのか
によって、保険代も変わります。
車両価格(評価額)が高ければ、年間の保険費用も高くなるようです。

ガソリンは日本より安くリッター2.2RM程度です。

p.s. なぜかマレーシアでは、やたら早くガソリンがなくなります(私だけ?)
チャイニーズのママ友は、
「絶対水か何かを混ぜている!!」と主張して聞きませんww
きっとエアコンを常にフルでつけているせいかもしれませんね。

車を持たない場合

車を持たずとも、日本人が住むエリアで生活するのであれば、大抵Grabを捕まえることができます。Grabは日本のタクシーと比べ安いです。15分程度の距離で20RM弱(670円)で利用できます。

さらに、バスは安く、運転の荒さと冷房の強さを我慢できれば、リーズナブルに移動ができます。

お子様の学校が徒歩距離にない場合、スクールバス代(学期毎1600Rm~4500RM・年間費用は×3)が別途必要になることに注意しましょう。

教育費(習い事)

放課後や週末に習い事をする場合の費用です。
娘のお友達の中には、週に5日習い事をしている子もいれば、
乗馬を習っている子もいたり。。
このように、家庭によって習い事の事情は様々です。

ちなみに娘の通った英語のクラスはローカルの先生のクラスで90分45RM(しかしなぜか、マレーシア語と英語を習う生徒が混在するクラスだった)ネイティブの先生のクラスで120分100RM程度でした。
アートクラスは1回90分で35Rmとかなりお手頃な費用でした。

医療費

我が家は入院すると保険適用になるタイプの保険に加入しています。
今までありがたく適用になったことはありません。

娘が風邪で日系クリニックを受診した際は、初診14,000円程度かかりました。
ですが、それ以降は同クリニックで1,000円程度でした。

娘の歯石除去とチェックは保険適用無しで100RM(3,350円)弱。
意外に高くはなく、これなら保険適用がなくとも気にせず受診できる範囲でしょうか。

雑費

洗剤やシャンプー類、歯磨き関係、文房具等の購入費用です。
ちなみにトイレットペーパーは日本より割高で
10ロールで15~18RM(500~600円)程度します。

余暇の費用

マレーシアのインターナショナルスクールは、お休みが多いです。

1年の半分はお休みです。

中でも、夏休みや冬休み、チャイニーズニューイヤーのお休み期間は、日本に帰国したり近隣諸国に旅行するファミリーも多いです。また、長期休暇中の英語力低下やタブレット中毒防止にサマーキャンプに参加したり、ディケアで過ごさせるケースも少なくありません。

我が家も昨年はコタキナバルの英語学校のサマーキャンプに3週間ほど参加してきました。忘れてしまいがちな費用ですが、余暇費用は思った以上になることが少なくありません。年間予算に余裕を持って組み込んでおきましょう。

子どもの誕生日会

小さなお子様~小学生の低学年くらいまでは、
お誕生日会を開くファミリーも多いです。

「うちはいいや」と思っていても、
子どもはお友達の誕生日会にお呼ばれするうちに
「自分もお誕生日会をしたい!」
と主張してきます(我が家のパターン)

ちょっと親は大変だけれども、
クラスメイトに一緒に遊んで祝ってもらえるなんて
素敵な思い出の1日になるとは思います。
小さな内と割り切ってやってみるのも楽しいかもしれません。

またお友達の誕生日会に呼ばれた場合には、
お友達のプレゼント代も必要になります。

美容院等


日系サロンやキレイめサロン、ローカルのサロン、行くサロンによって費用は結構変わります。
キレイめのサロンの場合、カラーで280RM~350RM(9380円~11,700円)位、ローカルのちょっと昭和的なサロンの場合には、探せば半額程度のサロンも発見できます。

マレーシア生活費の注意点


ざっとマレーシアでの生活費の目安をお伝えしました。
ここからは、更に深掘りして意識しておいた方が良い注意点について
書いてみます。

アルコールが好きな方


ビールやワインに目がない方は、注意です。
マレーシアはイスラム国家のため、飲酒が禁止されているわけではないものの、その価格は高めです。

一例として、スーパーでカールスバーグ350mlカンが6本44RM です。外食時のアルコール費用は、私が全く飲めないためわかりません。ごめんなさい。

円安がきつめ


ここ2年の為替を見ただけでも、マレーシアリンギットに対し、円は一直線に円安です。
コロナ禍では一時期、1リンギット24円台となったこともありましたが、2024年現在1リンギット30円を切る雰囲気は全く感じられず、
35円程度まではすぐ行きそうな勢いです。

また、為替情報にプラスして円をリンギットに換える際には手数料もかかってきます。
予算組みをするときは、多少円安気味で換算した方が安全だと思います。

インターナショナルスクールの費用


1~2年の期間限定での教育移住を考えている方以外は、子どもの現在の学年だけでなく、数年先の学費を頭に入れて学校選びをすることが大切です。

基本的に学年があがる毎に、学費も高くなります。
加えてインフレ、円安の影響大です。

今年娘の通うインターは、一気に10%弱の学費があがりました。
こういった想定も頭の隅にいれ、
学費も多少多めに計算しておくと安心です。

まとめ

今回は、マレーシア、ペナン島で母子移住をする場合の
生活費シミュレーションと注意点について解説しました。

シミュレーションですが、実体験を元に計算したため
的外れということはないのではないかな~と思います。

また、今回のシミュレーションには、
子どものインターナショナルスクールの学費、余暇費、被服代、美容費、
帰国費用、保険費用カフェ代等は含まれません。

最低限かかるであろう費用をシミュレーションしたものですのでご注意ください。

この費用をご自身のプランに合わせてプラスすることもれずに!

マレーシア移住を目指す方のお役に立てる内容であれば嬉しいです。

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